「棚田というキャンパスに、色鮮やかな花を咲かせ、井内の魅力を伝えたい。」と語る、どぶろく工房・農家レストラン ぼたん茶屋 永井公一さんの写真

東温市には現在3つのどぶろくの蔵があります。それぞれの蔵の個性に合わせた特徴的などぶろくづくりが行われていますが、いずれの蔵にも共通していることは“どぶろくづくりを通して、地域の魅力を伝えたい”ということ。

そんな蔵のひとつ、どぶろく工房・農家レストラン「ぼたん茶屋」の永井公一さんに、どぶろくづくりのこと、地域づくりのことをお聞きしました。

標高400m。きれいな水、おいしい空気で最高のお米ができる地

取材に訪れた日はちょうどどぶろくの仕込みの日。キリリと冷えた空気の中に、せいろの湯気が湧きたっています。


蒸しあがったお米(コシヒカリ)を手早くもち箱に入れ、お米を広げ余熱をとります。「この作業をもう何千回としてますよ」と笑います。

永井さんが生まれ育ったここ井内(いうち)地区は、東温市から久万高原町に向けて山間部を抜ける県道美川川内線(210号線)沿いの集落で、標高400mほどの地点にあります。

冬は雪も降り、気温もぐっと下がります。「こういう寒い時期のほうが温度管理がしやすいので、どぶろくも作りやすい」。

どぶろくづくりの工程の一つの、米を冷ましている様子
蒸しあがったお米を冷まします

永井さんがどぶろくづくりを始めたのは2008年。東温市がどぶろく特区に指定され、市内の3件の農家が免許を取得。どぶろく免許を取得条件のひとつに“どぶろくを提供するための施設(農家レストランや農家民宿)を持っていること”がありますが、永井さんは既に1997年に畜舎を改築した農家レストラン「ぼたん茶屋」をオープンしていました。

20数年かけてコツコツと植えて育ててきたぼたん、約60種3,000本を食事もしていただきながらゆっくりとお客様に堪能していただきたいと考えたのです。

そこにどぶろくが加わりました。今では隣接する古民家の囲炉裏で楽しむコースメニューや、地区で育った赤そばなど、四季折々の料理がどぶろくとともに楽しめます。


大人の男性の隠れ家的存在。童心を掻き立てられる雰囲気の敷地内

 

棚田で大切に育てたお米。研究を重ねた醸造技術と徹底した品質管理。どぶろく「ながい」は全国どぶろくコンテストでも3年連続の入賞を果たすほど。お味はすっきり爽やかな辛口から、フルーティーな甘口まで幅広く醸造しています。

そして、「ぼたん茶屋」に来てお料理やどぶろくを楽しまれる方の層は、ご年配の男性が多く、中には何度もリピーターしてくださる企業の重役の方もいらっしゃるとか。


青い瓶に入ったどぶろく「ながい」の写真
どぶろく「ながい」は辛口・中辛・甘口がある。写真は辛口。
泉質が良いといわれるさくらの湯に入ってから来る、

坊ちゃん劇場の観劇の前に来るといった使い方をしてくださいます。

茶屋前の広場をみると最近完成したばかりの東屋が。

「ぼたん茶屋」ファンで、最近会社を定年退職された方からここに東屋を建てさせてほしいとの提案で出来上がったもの。建築前から「ここであれをして、これをして」と、仲間も入り楽しい話で盛り上がりました。

どこか“大人の男性の隠れ家”的な存在の茶屋。手作りのおくどさんを見て「ぜひご飯を炊かせてほしい」と声をかけてくるお客様もいます。楽しそうなことはすぐに実行してみる永井さんご自身の「遊び心」に、多くの方が童心を掻き立てられているようです。


 

地域協議会を設立
ふるさとを守る取り組みをはじめる

高齢化で農地が荒れ始め、棚田にイノシシやサルが来るようになりました。この状況を何とかしないといけない。

2015年4月に井内地区活性化協議会を設立。会員は20名で永井さんはその会長を務めます。現在、国の「農村集落活性化支援事業」を活用し、「井内米」や加工品のブランド化、販路拡大及び交流人口の拡大、グリーンツーリズム推進や移住・定住促進に着手しています。

また、道後温泉のホテルと連携協定を結び、「井内米」を宿泊客に提供したり、田植えや稲刈り体験を取り入れた宿泊プランづくりも検討しています。

捕獲したイノシシの活用方法として肉の加工所を作りたい、地区内に中長期滞在型のシェアハウスをつくり『シェアビレッジ』のようにしていきたい…。

今年、地区の集会所で開いた忘年会には地区外からも多くの参加者があり、井内の未来についておおいに話が盛り上がったといいます。

地域の外の人にも入ってもらい、井内の良さを実感してもらいぜひ発信するお手伝いをしてもらいたい。

それがふるさとを守ることにつながります。

広がる美しい棚田に、春はぼたん、秋は赤そばの花や、萩・モミジといった紅葉を、まるでキャンパスに色づけするかのように育ててきました。

そんな永井さんの見事なぼたんは、毎年4月下旬に開催される「井内ぼたん祭り」で、赤そばの花は10月下旬の「井内棚田の新米まつり」でご覧いただけます。

永井さんが育てた真っ赤な牡丹の花の写真
寒牡丹シーズンには「冬ぼたんまつり」も開催

取材日:2015年12月16日
生産者データ
生産者名 どぶろく工房・農家レストラン「ぼたん茶屋」
永井公一
生産品目 <農産物>米
<加工品>どぶろく、菓子
販売場所 [ 東温市 ]
・あさつゆマルシェ
・パルティフジ見奈良
・坊ちゃん劇場
・JAえひめ中央三内支所
・フジグラン重信(食品売り場)
・フジ見奈良店
・ダイキEX重信 産直市
・さくらの湯
・セブンイレブン東温南方店
・藤田酒店
・セブンスター重信店
[ 松山市 ]
・安高酒店
・ナーサリー朝生田店
[ 松前町 ]
・まさき村
[ 鬼北町 ]
・道の駅 森の三角ぼうし
[ 久万高原町 ]
・道の駅 天空の郷さんさん
住所 〒791-0315 愛媛県東温市井内1142-1
TEL&FAX/089-966-3981
<農家レストラン>4名様以上からの完全予約制
ホームページ http://botan-chaya.jimdo.com/

>>「どぶろく工房・農家レストラン「ぼたん茶屋」」の商品情報一覧

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