100年以上前の創業当時からの製法と味が話題の「とら巻き」。手作りのあんこは地元で人気。 野間商店

始まりは幼稚園児の恵方巻きのおやつ
歴史あるお菓子はメディアでも話題に

創業108年を迎える老舗「野間商店」は、防腐剤を一切使用しないなど、創業当時と変わらぬ製法、『変わらぬ味』で餅、赤飯、あんこ、菓子を製造しています。三代目の野間勉さん・とし子さんご夫妻と 、四代目の盛太さんが家族で力を合わせて、製造・販売を行っています。

 

同店の名物商品「とら巻き」は商品の表面にトラ模様が入った一口サイズの和菓子。 地元の幼稚園や保育園のおやつとして注文があり、作り始めたのがはじまりだといいます。

野間商店外観の写真。白い壁の二階建ての建物の一階が店舗になっている

伊予鉄横河原駅前にある野間商店。右隣の建物の1階で飲食店「のま亭」も経営。

 

2月3日の節分の恵方巻きとして、 巻き寿司のかわりにこのとら巻きを園児たちが食べました。サイズが小さいので子供さん向けにはぴったりのおやつになったそうです。

 
最初は、年2回ほどしか製造していませんでしたが、年々評判が広がり、また地元のテレビ局やタウン情報誌などが取材に来てとら巻きを「歴史あるお菓子」として取り上げてくれたこともあり、話題は広がっていきました。

現在では、お店の定休日と日曜日以外は製造し、月間約2千500本ほどを焼いています。(野間勉さん)
 

シンプルな材料だからこそ、
焼くのも巻くのもコツがいる

100年を超える歴史をもつとら巻き。製造方法をご紹介すると。

トラ柄生地の材料は小麦粉、卵、砂糖、ふくらし粉のみといたってシンプル。あわせた生地は最適な時間寝かせますが、このとき寝かせすぎるとベッタリとした感じになるため、寝かせる時間もポイント

昭和30年代から使っているという、生地を焼く機械の鉄板(厚さ12mm)の上に、薄い食品用の紙を敷き、その上に生地を薄く四角い形に流します。

焼きたてのとらまきの生地の画像
焼いた際の気泡の状態でいい具合にトラ模様になるとら巻きの生地

しばらくすると、熱の通った生地にプツプツッと泡が浮かび上がり始めます

頃合いをみて、紙ごと裏返すと、裏面ではプツプツッと気泡ができた部分には焼き色がつかず、一方気泡ができていないところには焼き色が付きます。これがいい具合にトラ模様になるのです

 

次に、焼きあがった生地に手作りのあんこを塗り生地を巻き込んでいきます。すべての行程が手作業。朝8:30ごろから焼き始め、お昼近くまで家族みんなで作業をします。


「巻くコツがいるんですよ」と勉さん。松山市内で洋菓子・和菓子の職人として修業をした手さばきは本当に鮮やかです。


焼きあがったとら巻きは店舗で販売するほか、近くの直売所や病院の売店で販売しています。

野間さん一家の写真
創業以来の製法と味を守り続ける、野間勉さん(右)・とし子さん(中央)・盛太さん(左)

「温かいうちがいいから」と焼きあがるころを見計らって朝早くからお店に買いに来る人もいるそうです。また、毎月12日の隻手薬師(東温市田窪)の縁日でも出店販売しています。

 

小豆を厳選しお店で炊いたあんこ
こだわりの味に多くのファンが

同店のこだわりは何といってもあんこ。餅、まんじゅう、とら巻き、大判焼きに、それぞれ違うタイプのあんこを使用しており、その4種類のあんこは、すべて店舗の中で小豆から炊き上げています。


例えばとら巻き用には小豆の食感もほどよく残り甘さ控えめであっさりと食べられる粒あん、地元産の餅米を使ってついたお餅にはこしあんなど。あんを炊く作業は勉さんの仕事です。「あんを小豆から炊く作業は結構大変ですが、創業以来ずっとお店で作っている」といいます。このあんこは単体でも販売しており、「おはぎに使うから。ここのあんこは本当においしい」と買いに来る地元の人もいます。

 あんこも生地も作りおきは一切しません。常にその朝に仕込んで、その日の製造で使い切ります。その日製造したものが完売となったら、売り切れごめんとなります。(勉さん)
 

同店では持ち込みのもち米でお餅をつくサービスも行っており、料金は1升(約40個)900円で受付は1升5合から。大変好評で特にお正月用のニーズが大きいそうです。


夜は、盛太さんが店長となり、隣の店舗の1階で飲食店「のま亭」も経営。あっさり味の中華そば(1杯500円)や、冬は鍋焼きうどん(600円)、夏は冷やし中華(600円)などが人気です。ぜひ「のま亭」もお訪ねください。

のま亭のだし巻きの画像

同じ「巻く」でも、こちらは盛太さんが焼く出し巻き。愛媛大学医学部付属病院の売店で販売しているほか、「のま亭」でも注文すれば作ってくれる。

取材日:2016年2月18日
 
店舗データ
店舗名 野間商店
事業内容 お餅・赤飯・菓子 製造販売
住所 〒791-0203 愛媛県東温市横河原334
TEL / 089-964-2135  FAX/089-964-2207
営業時間 7:00~19:00
「のま亭」は12:00~14:00(水・金)、19:00~22:00(火・日祝以外)
定休日 火曜日・毎月12日
「のま亭」は火曜・日祝がお休み

>>「野間商店」の商品情報一覧

子育てカレンダーへのリンク 譲ります譲ってくださいへのリンク とうおん応援市民登録へのリンク まちの先生へのリンク 事業者からのおすそわけへのリンク 事業者登録へのリンク とうおんみどころマップへのリンク サイトについての評価アンケートへのリンク

動画

東温PR動画へのリンク
このサイトについて | 利用規約・免責事項 | リンク集 | プライバシー・ポリシー | サイトマップ | 東温市へのアクセス

東温市役所 企画政策課|〒791-0292 愛媛県東温市見奈良530番地1(市役所3階) TEL:089-964-4473 FAX:089-964-1609