「植物を相手にする楽しさ、お客様の声を聴く楽しさ、やりがいのある仕事です。」と語る八塚 圭一郎さん

JAや市場への出荷、業者や業務店への直接販売、直売所での販売など、農産物の販売方法は様々なタイプがありますが、新規就農者にとって販路開拓はもっとも重要なテーマのひとつ。

新規就農3年目の八塚圭一郎さん(30歳)に、どのように販路開拓をしていったのかをお伺いしました。

 

お客様の反応をみながら、品種やパッケージを選ぶ

イチゴハウスの向こうに、石鎚山系と皿ケ嶺がよく見えます。

ここ樋口地区のハウスでは高設栽培、北野田地区では土耕栽培で合計13aの畑でイチゴを栽培する八塚さん。訪ねたこの日は、一番果の収穫を終えたころでした。

八塚さんはイチゴを近くの直売所で販売するほか、スーパーとも直接取引。売り場に出荷をしに行った際には、お客様ともよく声を交わすそうです。

イチゴハウスの外観の写真
石鎚山系や皿ケ嶺に囲まれた樋口のイチゴハウス
お客様の反応がすぐにわかるのがいいですね。

どんな品種が好みなのか、どの時期のイチゴが好きなのか、お客様の声を聞きながら、品種選びを工夫しています。

現在栽培しているのは、紅ほっぺ、あきひめ、女峰、レッドパールの計4種類。お客様の反応もみながら、あと2品種程度増やしたいといいます。

お客様に買っていただくときのイチゴの見え方にもこだわりました。店頭に出ているものはイチゴを2段に重ねたタイプのパックが主流なのですが、1段で並べるタイプのパックを使っています。

こうすることによりイチゴがキレイに見え、またパック自体を3段に重ねることができるため、配送効率もアップします。パックのコストはかかりますが、“お客様の目線”でパッケージを選びました


 

最初の2年間は失敗続き…でも投げ出すわけにはいかない

八塚さんが就農したのは2013年。それまでは警備会社で機械メンテナンスの仕事をしていました。

警備現場で何かあれば警備員を派遣、終始モニタの前で緊張しながらのデスクワークは八塚さんにとってストレスのかかるものでもあり、“汗をかく仕事が自分には合っているのではないか”と思うようになりました。

20代前半のころは農業には全く興味はなかったんですが、父親がやっているイチゴ栽培のように自分も身体を動かし汗をかく農業をやってみたくなったのです。

父親からハウスを借り、それ以外にも独自で畑を探しイチゴ栽培を始めました。当初こそ技術的なアドバイスを父親に求めましたが、“絶対自分で何とかする”と自分の経営に踏み出しました。

父はあまり多くは言わない人なので、私の経営を見守ってくれていますが、私のいないときにハウスのようすを見に来ているようですよ(笑)。
 

培土の通気性をよくするために土にもみ殻くん炭を入れる、肥料としてステビアを入れるなど土づくりにこだわりました。しかし最初の2年間は失敗続きでした。

正直、ギリギリのところまで追いつめられました。
しかし、自分が選んだ道だから投げ出すわけにはいきませんでした。
もみ殻を炭にしたもみ殻くん炭の写真
通気性アップのためにもみ殻くん炭を使うなど土づくりにこだわる

その間、自身で営業をして回り、出荷できる直売所や取引してくれる業務店などが徐々に増えてきました。店舗やお客様からの“こういうものが欲しい”という声に真摯に耳を傾け、品種選びや作物選びを工夫してきました。

話を聞いて、いいなと思ったらやる。それが自分にとって大事なことだと考えています。
 

玉ねぎ栽培と、イチゴの加工に力を入れ、体験や販売商品も充実していきたい

現在、貯蔵用玉ねぎの栽培にも力を入れています。玉ねぎは需要が多く、また価格変動も比較的少ないため年間収益の計算がしやすい作物でもあります。

 

玉ねぎの貯蔵は、土耕栽培のイチゴ畑を倉庫として使うなど効率的な運用を考えています。

2015年はカブ、芽キャベツなどにもチャレンジしました。“誰も作っていないものを”というテーマで今後も新しい作物を作ってみたいといいます。

 
加工に興味があるので、今ある加工施設をさらに充実させて、商品開発をしてみたい。
イベントでいちごのかき氷の販売を3年間続けてみたら大変好評だったので、いずれは店舗も出してみたいです。
また、松山市内の幼稚園にイチゴ狩り体験メニューも提供しているのですが、こういったグリーン・ツーリズムメニューも考えていきたい。
左から紅ほっぺ、あきひめ、女峰、レッドパールの写真
左から紅ほっぺ、あきひめ、女峰、レッドパール。八塚さん自身は実が硬く丈夫なレッドパールが好きだという
さらには、白いイチゴを作って、年末は紅白イチゴのパッケージを直売所で販売してみたいです。

お客様と直接向き合ってきたことで、就農3年目にして自分自身の農業スタイルが明確になってきました。そんな八塚さんのイチゴは12月~6月の間、下記の直売所で買うことができます。

 
取材日:2015年12月30日
 
生産者データ
生産者名 八塚 圭一郎さん
生産品目 <農産物>イチゴ、玉ねぎ、カブ、ナス、芽キャベツ
販売場所 [ 東温市 ]
・あさつゆマルシェ
・ダイキEX重信
・東温市ふるさと交流館農産物直売所 さくら市場
[ 松山市 ]
・地産市場 エフ・マルシェ古川店
住所 〒791-0215 愛媛県東温市北野田771
TEL / 090-7629-3643

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