「人が寄ってくる、集まってくれる農業。これが大事だと思います。」と語る、マルエイ農園 越智栄一さん

農業は畑の規模が大きくなればなるほど、定植や収穫に一度に多くの作業員を必要とします。 周辺で同じような作物を作っている農家が多い場合、この時期作業員を集めるのは実は至難のわざ。

下林地区で農業を営むマルエイ農園の越智栄一さん(50歳)に、作業員確保のために大切なポイントなどをお聞きしました。

長年の信頼を築いているからこそ、手伝ってくれる人も、業者の人も助けてくれる

 

昼過ぎから降り出した雨。午前中に定植していた玉ねぎの作業を中断し、一息ついているところにお邪魔しました。「あと数列だったんですけどねえ。残念」と植え残した畑の一角を指さす越智さん。

こうした定植作業や収穫作業には、いつも近所の農家の女性たち5~10人ほどが手伝ってくれるといいます。また地域の障害者福祉施設の方の力も借りています。

玉ねぎ畑の写真
定植を終えた玉ねぎ畑
後輩たちにも言っているんですが、“みんなが寄ってきてくれるような農業をしよう”と。

農作業を手伝ってくれる人材ももちろんですが、農機具メーカーの人など業者との付き合いも大事にしていく必要がある。

彼らは“こんな中古機械がでたよ”などと情報をもってきてくれます。

単にこちらのメーカーのほうが安いからという金銭的な理由だけで業者付き合いをするのではなく、やはり長年の信頼構築というものがいざというとき大事になるんです。
 

越智さんは、東温市青年農業協議会でも長年活動しており、たくさんの後輩がいます。新規就農を目指し移住してきた青年農業者に農作業と情報交換の場を提供するなど、後輩の面倒見も非常によい人です。地元JAのブロッコリー部会長を務め、地域の農業発展にも力を注いできました。

そんな“人付き合い”を大切にする越智さんだからこそ、今、地域の人から「うちの畑の面倒を見てくれないか」と声がかかっています。

 
“歳をとってしんどいのでもう自分では米も麦も作れない”という農家から声がかかるのですが、正直手が回らないくらいになっていて・・・。

そういった意味でも、やはり若い新規就農者に地域に入ってもらいたいですよね。
 

お米は自家販売。オリジナルブレンドの五穀米が人気

学校卒業後本当はすぐに農家になりたかったのですが、親から“農業では食べていけない”と反対され、進んだ道は歯科技工士。10年務めたあと、思い切って杜氏として日本酒の蔵に飛び込んだというユニークな経歴の持ち主。

本当は弟が農家を継ぐはずだったんですが継がないことになり、結局“お前しかない”と呼び戻されました(笑)。

親としては兼業農家でいいと考えていたようですが、私自身は2001年の就農当初から規模を広げ専業としてやっていこうと考えていました。

親から受け継いだ畑以外にも土地を借りて、現在ではお米6ha、麦8ha、玉ねぎ1.2ha、ブロッコリー30a、ほか野菜を栽培しています。

お米は東温市や松山市の直売所などで販売するほか、老人ホームや米穀店とも直接取引をしています。特に直売所で販売している「五穀米」が人気で、年間5,000袋ほどが売れるそうです。

五穀米の写真
黒米、赤米、赤もち、みどり米、香り米の5種類をブレンドした五穀米

配送と販売を担当している奥様の恵子さんは言います。

 
通常、五穀米というと、粟・豆・キビ・稗など雑穀が入っていることが多いのですが、うちのは色や種類の異なる玄米5種類をブレンドしています。

この微妙な配合具合もかなり研究を重ねました。

私自身、玄米食が好きなので思いついた商品なのですが、今は固定ファンがついてくれています。

また東温市の学校給食でも月に1度使っていただいています。(恵子さん)
越智夫妻の写真
五穀米のブレンド研究を重ねた奥様の恵子さんと
 

白米2合に対して大さじ1の五穀米を入れると、きれいな色合いに炊き上がります。洋食とも和食とも相性がよく、特にカレーに合うとのこと。冷めてもおいしいのでお弁当にもおススメです。

 

玉ねぎをさらに充実!やる気のある農家と刺激し合いながらよりよいものをつくる

野菜に関しては、玉ねぎは今後さらに充実していきたいといいます。この日定植した玉ねぎは冷蔵品種「もみじ」。市内外のやる気のある玉ねぎ農家と情報交換をしながら、より良質の玉ねぎづくりに力を入れていく方針です。

また1月~3月の冬場に収穫できるものをボリュームアップしていきたいともいいます。

 
東温市は、消費地・松山に近いし、気候もいいので一年を通して農業ができる。空気も水もいいので、農業に向いている。

今後も多くの人に寄ってきてもらって、助けてもらいながら農業を続けたい。
 

この日定植した玉ねぎの収穫は5月~6月。越智さんの畑にたくさんの人が寄ってきて収穫を手伝ってくれる予定です。

 
取材日:2015年12月23日
 
生産者データ
生産者名 マルエイ農園
越智栄一
生産品目 <農産物>米、麦、玉ねぎ、ブロッコリー、ほか野菜
販売場所 [ 東温市 ]
・JAグリーンえひめ
・ダイキEX重信 産直市
・さくら市場
 [ 松山市 ]
・ナーサリー美沢店 産直市
・ナーサリー朝生田店 産直市
・コーナン三津店
・ぎんこい市場
・太陽市(おひさまいち)
・地産市場 エフ・マルシェ古川店
・瀬戸内海響市場 エフ・マルシェ
 [ 伊予市 ]
・ファーマーズマーケットいよっこら
[ 松前町 ]
・まさき村
[ 久万高原町 ]
・コーナンホームストック 久万店
[ 東京 ]
・せとうち旬彩館
住所 〒791-0222 愛媛県東温市下林甲975
TEL /089-964-4601

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